ツォルキン:マヤ神聖歴 日本語版

「ツォルキン」とは、古代マヤ文明で使用されていた暦の一つであり、260日で一周期となる。そしてマヤの社会はこれらの暦をもとに、社会上の儀式などを行っていた。このゲームはそんなマヤの暦を題材にしたワーカープレイスメントゲームだ。ゲームは労働者コマ (ワーカー) をアクションを実行させるマスに置く (プレイス) ことでアクションを実行する、ワーカープレイスメントと呼ばれるシステムを使用している。プレイヤーはマヤの各部族となり、労働者コマを巨大な歯車の上に配置し、この歯車を可動させ、さまざまなアクションを実行する場所まで動かすことでアクションが行われる。プレイヤーは自分の手番に労働者コマをコストを払って配置したり、歯車から取り除くことが可能。そして労働者コマを取り除くときは、その場所に応じたアクションが発動するのが特徴的だ。この「時間」の概念の導入により、ツォルキンは先々の計画性とリソースの管理が重要な、独特のゲームとなっている。また、マヤ歴の仕組みを表すため、実際に可動する歯車を組み合わせたボードを使用するなど、コンポーネントも魅力的だ。

プレイ人数:2~4人用
プレイ時間:90分
対象年齢:12歳以上
ゲームデザイン:Simone Luciani,Daniele Tascini
(日本語ルール付属)